会社員が仕事をやめたい、独立したい時に考えるべき3つのこと
【スポンサーリンク】
どうやら7月は厚生年金と国民年金の切り替えが多いそうで、市役所が混んでいました。
なぜかというと、夏のボーナスをもらって退職して、次が決まっていない人の場合、みんな国民年金に切り替えなければならないからです。ですから、7月1日〜14日くらいまでの間は申請が集中します。会社を退職して資格喪失してから14日以内に手続きなので。
さて、実際に「会社をやめたい」「独立したい」と思ってもなかなか踏み切れない人が多いと思います。
私のブログの師匠に言わせると「本気でやめたいなら、明日やめてこいよ」という事なのですが、私自身やめるのに2年かかったので、そのタイプではなかったんですね。
だから、こういうブログを見て、
「あぁ。俺はダメだな、こういう人が独立できるんだな」
「あぁ、こういう気合がないと会社やめる事もできないんだな」
と思っている人がいたら、ちょっとまってください。そこで落ち込むのは早いです。
実はこういう重要な行動について決断をせまられるとき、人間には4つのタイプが存在します。「明日やめてこい」と言われてやめられるタイプはそのうちの1つのタイプで、あまり人工的には多くありません。
なので、
「あなたがどのタイプか?」
といった事も含めて会社をやめる場合にまず考える事を3つにまとめました。
ではいきます。
1.人間の4つのタイプを知る
これがまず重要です。これを知らずに記事、噂、知り合いの体験談などを聞いても、勘違いして凹んでしまうだけです。まずは、
「自分がどういう人間なのか?」
という事を知りましょう。あなたと違うタイプの人はそもそも行動タイプが全く異なるので、そういう人を見て羨ましがっても意味が無いのです。マイペースというか、自分に合ったペース、合ったやり方で独立に向かう事が大切です。
タイプごとの特徴を挙げていくので、あなたがどのタイプが経験などと照らしあわせてみてください。
タイプ1:なぜタイプ
これは、何かをやろうとする時に、感情が盛り上がらないとできないタイプです。つまり、モチベーションという言葉に敏感な人です。リーダーシップとか、情熱とか、志、という言葉に共鳴しやすいタイプです。
あとは、自分が本当にやりたい事はなんだろうか?と自分探しをしたりするのもこのタイプが多いかもしれません。
「◯◯したい!」
という気持ちの有無がとにかく重要です。
営業職を好む人は、このタイプが多いと聞きます。自分の感情に敏感だからこそ、相手の感情にも敏感なんですね。
タイプ2:なにタイプ
これは、物事の知識をとにかく蓄えたいというタイプです。やるかやらないかは別として、知識を得たいのです。ノウハウコレクターは基本的にこのタイプが強い人です。
知ったかぶりもしやすいので注意です。ただ、アイデアや判断材料を豊富に出す引き出しを持っているので、アドバイスをもらう時は結構ありがたかったりします。
学者や研究者、教授などがこのタイプに当てはまる事が多いそうです。実践よりも、とにかく知識量重視ですね。
タイプ3:どうやってタイプ
このタイプは、やりかたさえわかればやる!というタイプです。ゼロから自分で切開くのではなく、パイオニアやアーリーアダプターなどの人柱がやった事を真似てもっと上手くやろうとするタイプです。
また、あらゆる手段から比較検討して物事にとりかかるので、時間はかかるが失敗が少ないタイプです。
エンジニアや職人がこのタイプに多いと言われています。
ちなみに私はこのタイプ。
タイプ4:いますぐタイプ
最後は今すぐやりたい!というタイプ。やり方とか、感情とかどうでもいいから、新しい事を知ってやろうと思った時には、もう行動に移しているタイプ。とにかく行動が早くて、失敗を恐れません。
もうはや、トライ・アンド・エラーの権化というべき人物です。失敗から学び、実践し、また失敗する。なので、回り道している事も多いですが、それを補って余りあるほどの行動力のため、先行者利益を得やすいのです。
これは起業家に多いと言われています。確かに起業家になる人は、あっという間にやりますよね。教わりながらもう、手が動いてるみたいな感じで。それが上手い下手関係なく、とにかく「やる」。で、どうするかは後から考える、という感じです。
あなたはどのタイプ?
明日仕事をやめてこれるのは、基本的にはタイプ4:いますぐタイプの人です。感情が高まっていれば、あるいは、感情が高まるような出来事があれば、タイプ1:なにタイプの人も動けますが、条件がきつくなります。
タイプ2、タイプ3の人は基本的に明日やめてくる事は無いです。
タイプ2はそもそも行動に移さなくても満足する人ですし、タイプ3は「どうやってやめるのが一番有利か?」とかをちゃんと調べて、失敗しないようにしてから行動を起こすからです。石橋を叩きまくってからじゃないと渡りません。
なので、あなたがどのタイプかによって、行動のスピードは変わりますから、「あしたやめてこいよ」と言われてできなくても、別に凹む必要は無いのです。その人に合ったタイミングがあるのです。
「タイプは分かりました。でもできるだけ早くやめたいんです!」
という人もいますよね。では、タイプ4以外の人はどうやったらやめる決心を早められるのか?
それを2以降で書いていきます。
2.ブレインダンプする
「ブレインダンプって?」
という人もいると思いますが、簡単に言うと、
「脳の中を出しきって空っぽにする」
という事です。
とにかく今頭の中に浮かぶ全ての情報を出し切る、という事をやります。
ただ、テーマが全く無いとやりづらいので、ここでオススメなのは
「やりたい事、やりたくない事」
をとにかくあげまくるという事です。
これで出しきってみた時に、「あぁやっぱり私は会社をやめるべきなんだ!」と思えれば、特にタイプ1の人は行動に移せるはずです。
逆に出しきってみたらスッキリしてしまって、「ま、まだいいか」と思うかもしれません。
これは自分の思いの強さをはかる事でもあるのです。
タイプ2は基本的に行動しづらいのでちょっと置いておいて、タイプ3の人、つまりどうやってやるか?を知りたい人には、まだこれでは弱いです。
気持ちが高ぶっても具体的な方法に基づく裏付けが欲しいわけですね。
なので更に次のポイントに移ります。
3.無収入で生活できる期間を計算する
どのくらい貯金があるのか?
どのくらい生活費がかかっているのか?
やめたら収入はどうなるのか?
結果、どのくらい無収入で生活できるのか?
という事を計算してみます。そうすると、一気にやめた後への不安が解消されるのです。
・辞める時の現金預金、その他資産などの総額
・借金返済額
・月々の食費、水道光熱費
・月々の社会保障(健保or国保+厚生年金or国民年金)
・各種税金
などを計算すると
無収入で生き延びられる具体的な期間
がはじき出されます。
例えばこれで半年とか、1年耐えられるとしたら、その間に生活費を稼げるようになるか、ショットで更に生活が続けられるようにお金を稼ぐ必要があるということです。
ここまで具体的に数字に起こしてみると、今まで得体がしれないから怖かった部分、
「会社やめたらどうなる?」
という所が急にクリアになるのです。
これでタイプ3の人も「なるほど、大体◯◯万円の生活費で1年はもつな」といった計画が立てられるわけですね。
それだけで大部分の恐怖が消えてしまいます。
ここまでくれば「ならば会社をやめよう」と、やっと考えられるようになります。あるいは、「◯月までは資金を貯めて、◯月に会社を辞める事にしよう」という風に、辞める前提で動けるようになります。
まとめ
結局タイプ2の人については、タイプ2がメインで、サブがタイプ4(タイプ1もありかも)の人でないかぎり、ほぼ行動に移すのは厳しいと思います。元々知識を溜め込めば満足してしまう人ですから。
というわけで、仕事をやめたい、独立したいという時に考えるべき事を3つまとめてきました。
- 人間の4つのタイプを知る
- タイプ1:なぜタイプ
-タイプ2:なにタイプ
-タイプ3:どうやってタイプ
-タイプ4:いますぐタイプ
- ブレインダンプする
- 無収入で生活できる期間を計算する
こてお通してやってみて、それでも踏み切れないのであれば、まだその時期ではないか、あなたがタイプ2が強い人であるかどちらかです。
そして、あなたがタイプ4でないかぎりは、いますぐ決断はできません。なので、いますぐタイプの人の記事を読んで落ち込まずに、じっくり自分と向き合って、その上で決断しましょう。
ではまた。