もしかしてマンネリ?結婚生活に愛を取り戻す5つの方法
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僕は結婚してもう8年以上が経過した。付き合いだしてからは10年以上経過した。
そうなってくると正直恋愛時のウキウキワクワクは無いし、新婚且つ共働き時のプチバブリーな感じもない。
奥さんはどうしても子育て優先になるし、僕も仕事をしっかりとしたいとかって理由で部屋にこもりがちになる。会社勤めの時は本当に家にいるのは朝と夜だけだから、子供と話す時間も平日は殆ど無かった。
こういう状況だと改めて「結婚ってなんだろう」と思い始める人が多いと思う。更に、「部屋が片付いてない」「たまには子どもとでかけて欲しい」「無駄遣いするな」「家事を手伝ってほしい」とか色々些細な事で喧嘩になったりする。
でも逆に「えっ?そうなの?ウチは超仲良しだけど」という人もいる。で、「家庭円満のコツは◯◯」とか言ってるわけだけど、それはたまたまその家庭が上手くいっただけの話で一般論ではない。
じゃあどうやって自分の状況にあった円満を見つけ出すのか?それは、
お互いの愛の一次言語を知る事
だ。
いきなり「愛の◯◯」とか言われるとビビると思うが、まぁそんなに難しい話じゃない。でもとても重要な話だ。
恋愛状態での評価は当てにならない
「出会って◯週間で結婚を決めた!」
という人が周りにいたりする。そういうのを聞いて思うのは
「おめでとう!(でもちょっと不安)」
みたいな感じだろう。でも、なぜ不安なのかよく分からない。だって別に本当に好きなら付き合った期間なんて関係ないはずだ、とも思うから。
しかし、実はこれは科学的に証明されつつある。心理学者の調査によると、恋愛からくる執着心の平均寿命は2年。だから恋愛期間が冷める前に結婚を決めるということは、そのあと急激に冷める期間に突入する。
そしてその時が新婚の終わりと同時に一気に来る。だから「危ない」という感覚は合っているのだ。
恋に落ちる体験は意思の行為でも意識的な選択でもない
痘痕も笑窪(あばたもえくぼ)という位、恋愛時は相手への評価が麻痺する。なぜそんな事になるのか?
恋に落ちようと思っても、できないし、急に思ってもみなかった人と恋に落ちてしまう。つまり恋に落ちるという体験は自分ではコントロールできないもの。だから専門用語では愛と区別して、恋愛の状態を「リメランス」と呼ぶ。
恋に落ちることは努力を必要としない
恋愛状態にあるときはお互いに何でもしてあげたいと思う。電話するのも、プレゼントするのも、出かけるのも、全部楽しい。なんなら仕事が手につかなくなるくらい。他のことなどどうでもよくなる。そこに頑張って◯◯しよう、という感覚は無い。
恋してる時は相手の個人的成長に関心を持っていない
恋をしてる時はその状況が最高だと思っているから、その状態が維持されて欲しいと思っている。だからそれ以上相手も自分も成長することを考えない。
上記のような事から、恋に落ちる状況は、「交配行動の遺伝的に決められた本能的な要因と推測される」と考えられている。
簡単に言うと
盛りのついた状態
ということだ。ただの動物の本能という事。恋に落ちたら周りが見えなくなるようにプログラミングされているのだ。子孫繁栄、種の存続を高めるために。
じゃあ人間的な「愛」って?
その本能的な恋愛状態に対し、より人間的な感情の欲求は何かというと、
「人から愛されたい」
という事。違う言い方をすれば
「自己重要感を高めたい」
という事。これをお互いに提供しあえるかどうかが本当の結婚、夫婦関係の基本になる。そこには努力や献身を必要とする。だから恋愛の状態と愛しあうという状態は異なる。
じゃあどうやって相手の「愛されたい」自分の「愛して欲しい」という感情を満たすのか?
それが
お互いの「愛の一次言語」を知る事
だ。
5つの愛の一次言語とは?
牧師であり、結婚相談カウンセラーでもあるゲーリー・チャップマン氏は数多くのカップルのカウンセリングの結果、
人には5つの愛の言語がある
という結論に達した。
それが
- 肯定的な言葉
- クオリティ・タイム
- 贈り物
- サービス行為
- 身体的なタッチ
だ。そして、これらの内どれを重要と思うかは人によって違う。下記を読んでもらうと自分や相手の重要だと思う言語が分かるかもしれない。
肯定的な言葉
相手をほめたり、励ましたりすること。決してお世辞を言う事ではなく、相手の長所を口に出してほめるとか、相手のやろうとしてる事を励ますとか、たとえ意見が合わない事があっても優しい言葉を使うとか。そういう事。
嬉しい言葉、理解しやすい言葉を口に出して伝えてくれるかどうかで愛情を感じるタイプ
クオリティ・タイム
親密度を高めた時間を共有すること。一緒にソファに座って話したり、コンサートに行くとか、何かのアクティビティを一緒に体験するなど。一緒に部屋にいるだけで、全く別々の事をするのはダメ。重要なのはお互いに集中して一つの事をしている状態。
一緒に時間を過ごしているという感覚で愛を判断するタイプ。
贈り物
別に高価なものでなくても良い。(億万長者がバラ一本では微妙だけど)こまめにプレゼントを送る。「あなたがいる」というだけでプレゼントになる場合もある。そこにいるという「存在感」をプレゼントする。
贈り物をもらえるかどうかで愛の深さをはかるタイプ。
サービス行為
相手がやってほしいと思う事を実際にしてあげること。掃除をするとか、皿洗いをするとか、洗濯するとか。
そういう事を実際にやってくれるかどうかで愛の深さを判断するタイプ。
身体的なタッチ
髪の毛に指を通したり、手をつないだり、性行為をしたり。そういう事が重要な人。
愛する人に触られる事を重視するタイプ。
相手と自分のタイプは違う
多くの場合、自分と相手のタイプは異なる。ここがマンネリ、冷めた、といった夫婦間の問題を生み出す根源になっている。自分がしてほしいことを相手にしてあげることは簡単だけど、それは相手にとってしてほしい事ではない。(ことが多い)
その人によって愛の一次言語が違うからだ。
一生懸命皿洗いをしても、掃除を手伝っても、相手がクオリティ・タイムのタイプだったら、効果は薄い。一緒に15分でも話す時間を作った方が効果てきめんなのだ。贈り物タイプだったら、帰りにプリンの一つでも買っていってあげたら、喜んだりする。
相手に合った言語を使わないと伝わらない。逆に言えば、相手の言語に合わせれば驚くほど簡単に伝わるということだ。
二次元語を学ぶ必要があるということ
自分の一次言語と相手の一次言語が違うということは、つまり、相手に愛を表現したいとすれば
二次言語を学ぶ必要がある
ということだ。
相手のタイプにあった行動を取る事で、相手が愛を感じる事ができる。
ただ、これは日本語が母国語で英語を学ぶのと同じで、不得意な言語を一生懸命学ぶということ。
最初の方に書いたが、だから愛情表現には努力と献身が必要になるのだ。
テストをしてみては?
ここまで読んでピンと来る人はいたと思うから、それはそれで試してみたらいいと思う。でも、
「自分が何かよく分からない」
「相手のタイプはどれか見当がつかない」
という人もいると思う。
- 色々気遣いをしていて、愛情を感じ合う事ができており「お互いに上手くいっている」という人。
- 既に冷め切っていて、何をしてもらったら「愛されている」と感じるか分からなくなっている人。
は特に自分と相手の一次言語を見つけにくいと、チャップマン氏は言っている。
この本にはあなたの一次言語が何か確認する3ステップと、詳細な一次言語確認テスト(夫用、妻用)が書かれている。
更に、一次言語タイプごとに取るべき具体的な方法が載っているので、詳しく知りたいという人は是非読んでみて欲しい。
著者が牧師でもあるので、途中で「あれ?これ結婚式に参列した時、外人牧師が下手な日本語で言ってたやつ?」みたいな感覚になるが、それは気にせず読むと素晴らしい本だ。キリストさんの登場回数が多いが気にしなければよい。
内容から宗教系の出版社から発売になった事で、発行部数は世界に比べ伸びなかった模様。そういうわけで、日本ではあまり有名ではない知る人ぞ知る名著だ。
愛を伝える5つの方法
ゲーリー・チャップマン